第19回 自分の仕事ではないと逃げる若手技術者への対応 日刊工業新聞「機械設計」連載
公開日: 2025年2月12日 | 最終更新日: 2025年2月11日
タグ: OJTの注意点, お知らせ, プロジェクト型技術業務, マネジメント, 技術者の自主性と実行力を育むために, 技術者人材育成, 連載・執筆・寄稿
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日刊工業新聞社の月刊誌である機械設計で、
若手技術者戦力化のワンポイント
という題目の新連載の記事が2025年3月号に掲載されました。
題目は、
自分の仕事ではないと逃げる若手技術者への対応
です。
自分の仕事ではないと業務選定をする若手技術者は珍しくない
これは若手技術者の大変興味深い言動の一つですが、
彼ら、彼女らの中には自分の仕事は何かを強く意識するがゆえに、
それ以外の業務を回避しようとすることがあります。
時代背景というよりも、
個人的には若手技術者特有のこだわりという表現が正しいと感じており、
今も昔も一定数存在したと考えます。
目的意識が高いという部分は褒めるべきですが、
問題なのはすべて”主観的”であることです。
「自分の成長に有効な業務経験は何か」
という自らのスキルアップのみを考えた主観的視点で物事を考えるため、
大変バランスが悪く、結果、不可解な業務選定を行うようになります。
「自分の仕事ではない」
という発言について若手技術者に悪気は無く、
心から思っていることを口にしているに過ぎないのです。
若手技術者の”若手”の部分の持続には明確な時間制限がある
業務選定が若手技術者育成でどのような負の影響があるかは、
実際に記事をお読みいただければと思いますが、
少なくとも”自分の仕事ではない”という言動は若手技術者の成長を遅らせます。
そしてこの成長には年齢と強い負の相関があり、
若手のうちに伸ばさないとその将来の成長勾配は低下の一途をたどります。
よって、リーダーや管理職は早い段階で自分の仕事ではない、
という若手技術者の考え方を是正させ、
成長を促すために適した業務指示を行うことが求められます。
本記事では業務選定を行う若手技術者の心理、
それによって引き起こされる業務選定の弊害、
加えてこのような状況を改善するために必要な業務指示方法について解説しています。
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