日刊工業新聞社 機械設計での技術者育成に関する連載開始

公開日: 2022年3月11日 | 最終更新日: 2022年7月27日

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技術者育成研究所では、これまで製造業の技術者を対象として特化した技術者育成というテーマについて、2014年から様々なコラムを公開して参りました。

 

そしてこの度、日刊工業新聞社の機械系技術誌である機械設計において、連載を開始させていただくことになったためお知らせいたします。

 

日刊工業新聞社の月刊誌 機械設計で連載を開始

 

 

 

 

連載概要

 

・連載タイトル技術者は専門性だけでは生きられない!技術者に必須の普遍的スキルとは

 

・連載媒体: 日刊工業新聞社 機械設計

 

・連載開始: 2022年4月号から

 

 

 

 

本連載企画立案の背景

 

 ICT(IoT、AI等)、FA(ファクトリーオートメーション)、CAE等の情報技術の進化により、製造業の企業では高効率化とスピード化や、従来にない付加価値や既存の価値観を覆すようなイノベーションが求められています。これは国内はもちろん、新興国を含めた海外企業とのグローバルな競争となり規模が拡大しています。

 

当然ながらこれら情報技術にキャッチアップしていくことは企業の生き残りに対しては必要条件だと考えます。その一方で上述の生産性向上やイノベーションを「実現する」には、その受け皿となる現場の技術者が、きちんとそれらの技術の基本を理解し、自ら考え、周りと協力しながら前進するという、現場の実働にまで落とし込めるか否かが分かれ道となります。

 

 

人材育成の重要性は共通認識だが、その対象は多くの場合で「総合職」であり技術的専門性が求められる「技術職」ではないのが現状

 

この現場の底上げに必要なのは「人材育成である」というのは、ほぼ全世界の共通認識です。

 

 「人材育成」というキーワードをGoogleで検索すると約54,300,000件ものページが検出(2022年3月現在)される現代ですが、そこで述べられていることの多くが「一般的な総合職」を人材育成対象としていることが殆どです。当然ながらこれらも必要ですが、人材育成の対象が「技術者」となるとその考え方を変えなくてはいけないのは盲点といえるかもしれません。

 

 さらに突き詰めていくと、冒頭で述べたような生産性向上やイノベーションを実現するための情報技術を、技術者を抱える企業が「ものにする」ためには「技術者の普遍的スキルの向上」が必須である、というのが5年間で30社近い企業を指導してきた実感です。

 

 

技術職である技術者を対象に特化した技術者育成の基本となる普遍的スキル

 

 これらの概況を踏まえ、本連載では業界問わず「これからの求められる技術者の普遍的スキル」に着目し、それぞれの要点と具体的な実務への落とし込み方法について解説を行います。

 

 連載の前半では「技術者の普遍的スキル」である、「論理的思考力」、「文章作成力」、「技術者のグローバル言語」、「異業種への興味」、「企画力」を紹介。さらに技術者の普遍的スキル鍛錬を阻害する「癖」について述べます。その後、各普遍的スキルについての解説と鍛錬方法について記載していきます。

 

 これらの連載を読むことにより、読者は「現代の技術者に必要とされる普遍的なスキルは何か」を理解し、それをどのようにして現場へ落とし込むべきかのイメージを持つことができるようになります。技術者に特化した人材育成に関する情報は限られているため、読者にとっても有益な情報になると期待されます。

 

 

 

 

日刊工業新聞社の機械設計の概要

 

機械を構成する要素、機能を実現するメカニズム、機械を制御する制御技術、設計業務に不可欠のCAD/CAMなどに関する最新情報や具体的な設計データを広範囲に提供。

(参照元:日刊工業新聞社HP)

 

 

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