若手技術者に “時間感覚” をみにつけさせる
公開日: 2014年11月24日 | 最終更新日: 2014年12月25日
技術者人材育成においては、時間は貴重である、という時間感覚をみにつけさせることが重要です。
仕事については期限を決める、といったことはどこの企業でもできている印象です。
しかし、内容に対してあまりにも無理なアウトプットを要求している場合も散見されます。
競争が激化していることは理解できますが、あまりにも無理な納期や期限を決めてしまうのは、
組織の長期成長という観点からは好ましいとは言えません。
特に実務のしわ寄せがいきがちな、若手技術者が大きなストレスを抱えて仕事を続けることが困難になる可能性もあります。
育成という観点では上述した仕事の納期ではなく、無駄な時間をできる限り削るという考えを植え付けるということが重要です。
多くの企業において時間の無駄遣いになりがちなのが、
「会議、打ち合わせ、ミーティング」
です。これらの時間をいかにして圧縮するか、ということを若手技術者に教育することは、貴重な人件費を無駄使いしないためにも重要なことです。
もちろん、「会議、打ち合わせ、ミーティング」のなかにはどうしても必要なものもあるかと思います。
しかし、その8割近くは時間を圧縮できる、場合によっては人を集める必要が無いということに気が付くべきです。
「会議、打ち合わせ、ミーティング」を開催する議長が、最初の宣言で、
– 議題
– 各議題の所要時間
– 終了時間
を言っているケースがどれだけあるでしょうか。
何となくだらだら続いていませんか?
このように、勤務時間の多くを占める可能性のあることについて、可能な限り無駄を省くべきという事が大切である、ということを教え込むことが重要です。
当然ながら指導する側がその見本を示さなくてはいけない、というのは言うまでもありません。
技術者育成という観点からも、「会議、打ち合わせ、ミーティング」の時間や開催頻度の圧縮を心がけるよう指導してください。
全体としての業務効率が上がるはずです。
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