技術コンサルタント を若手技術者育成に活用する

公開日: 2015年1月26日 | 最終更新日: 2015年1月26日

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第三者的専門家目線

 

技術者指導者層である上司は、その右腕として客観的助言を与えられる専門家、技術コンサルタントを育成に活用してください。

 


専門職である技術者は、専門的知見を持っていることは大前提ですが、
若手技術者を育成する立場にある上司にあたる技術者はそれに加えて、

 

– 若手技術者の育成

 

– 管理業務

 

– 業務の責任

 


といった多くのことを抱え込むことが非常に多いため、当人への負荷がとても大きくなってしまいます。

 

特に、予算確保や人員体制の構築といった管理業務は、
業務推進においてとても重要ですが、書類仕事や決済に必要なサインをもらう必要があるなど、
非常に手間のかかる内容です。


さらに、責任者やリーダー、長という肩書がついている場合、
何か問題があると責任問題に発展することから、
精神的負荷も高い状態が続いてしまいます。

 

 

このような状況にあって若手技術者の育成をする時間的余裕はもちろん、

 


「精神的余裕」

 


が無くなるのが普通ではないでしょうか。

 

 


しかし、若手技術者を育成して底上げをしないと若手技術者の戦闘力が上がらず、
仕事を任せることができません。

 


仕事を任せることができないと、
技術者育成層の技術者がプレイヤーとして前線で戦うことを強いられ、
さらに状況が悪化することになってしまいます。

 

 

このような状況において、効果を発揮するのが、

 


「技術コンサルタント」

 


の存在です。

 

 


技術コンサルタントとしての注目すべきスキルと理由を以下にまとめます。

 

 

– 社外の人間であること

 

客観的な助言が技術コンサルタント最大の強みですので、
社内の人間ではしがらみがるため社外の人間でなくてはいけません。

 


– 開発の最前線での経験があること

 

企業の技術者が助言を求めたいのは、
現場を経験することが少ない大学教員のような方々の話ではなく、
泥臭い、開発最前線での経験を踏まえた助言です。

机上の空論や理想論ではなく、現実を考慮したバランス感覚は開発最前線でしかみにつけることができません。

 

 

– 現場での実戦感覚が衰えていないこと

 

大企業の経営者や役員クラスになってしまうと、
現場での実戦から遠ざかって時間が経過しているため、

 

「現場での実戦感覚」

 

が衰えてしまっている可能性があります。


「自分が現場で同じ立場であったらどうすればいいか」


そのように課題を自分のことに引きつけ、そして自らの経験も考慮しながら的確な助言を与えるためには、自らの経験を鮮明に頭の中で描き直したうえで助言を与えることが重要です。

 

 

技術者指導者層の方々は自らの負荷を下げる、そして若手技術者育成スピードを高めるという観点から、第三者目線である技術コンサルタントを活用することをお勧めします。

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