仕事を まとめる ことの大切さ
公開日: 2015年7月6日 | 最終更新日: 2015年7月4日
技術者にとって仕事を まとめる というスキルは極めて重要です。
何か色々やったんだが結局知見が残っていない。
数年前に同じような評価をやったような気がする。
このような自体の根源にあるのは、
様々な知見に関し、記録が残っていない
という問題です。
文章を書くというのはとても負荷のかかる作業です。
特に文章を書くことになれていない方にとっては苦痛以外の何物でもありません。
さらに困ったことに文章を書いて様々な記録を残す必要のある技術者ほど「超」多忙であり、
時間が取れないのです。
必要だと頭でわかっていてもなかなか体を動かせないのです。
この状態にならないようにするために最も重要なポイント。
それは、
「まだ業務負荷の高くない若手技術者のうちに報告書をまとめるスキルをみにつけさせる」
ということです。
実際に開発の最前線に立ってからこのスキルをみにつけるのは難しいです。
理由としては、業務的に時間がとりにくいということ、そして人は歳を重ねれば重ねるほど新しいことに挑戦できる柔軟性が失われていくという主に2点があります。
そのため、技術者がいわゆる若手技術者である2~3年目までにこのスキルをみにつけることがポイントとなります。
そしてスキルをみにつけさせるのに重要なこと。
それは、
– 報告書の書き方の指導方法をぶらさない(指導者は1人に絞るなど)
– 細かいルールを作らない(細かいフォーマットや回覧までの承認工程を複雑にするなど)
というところです。
本コラムでも次回以降この2点については少し踏み込んだお話しをさせていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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