ごあいさつ


一般的な人材育成は技術者の育成には適用できない。


自らの10年以上にわたる部下の育成経験で行きついた答えでした。


その後、自らの技術者としての被育成経験と育成経験を踏まえ、
文章作成力が弱いという技術者の個性をあぶりだし、
その部分の補強を中心とした技術者のための人材育成プログラムの設計と実践を進めてまいりました。


事業開始から間もなく、技術系業界紙の編集者の方から転載の話を持ってきていただき、
本HPで書いたコラムが紙面で周知されるという流れを作っていただきました。
これによりデジタルに限らないアナログ媒体での情報発信も可能となりました。


それ以外では就職を希望する理系大学生が企業に入る前の準備として話をしてほしい、
という大学からの要望も出始め、話をする機会が増えてきました。

今も複数の大学から講演の打診をいただき始めています。


その一方で異なる企業に属する企業間コミュニケーションの闊達化に向けた取り組みに、
技術者向けのスキルアップにつながる話をしてほしいという県庁からのチャンスもいただきました。


徐々にではありますが、

 

「技術者の育成は既存のものと異なるアプローチが必要である」

 

ということが理解されつつあることを感じます。


私自身は専門性を含めた技術力と、
現場を重視した実践力の両輪を軸としたプロの技術コンサルタントとして活動してきました。


評論家でない実経験に基づく助言やサポートは3年にわたる個人事業としての活動により、
今や中小企業から東証一部上場企業をはじめとした多くの企業と契約を締結するまでになりました。

 

そこでさらなる事業の拡大を見据え、2018年5月1日に技術コンサルタントとしての個人事業を、
FRP Consultant 株式会社 として法人組織化し、
技術者育成研究所として進めてきた技術者人材育成事業は、
本法人の技術者人材育成事業として継続することといたしました。

人材育成に対して外部の力をかりて行う、
ということはまだまだ主流にはなっておりません。

機密漏洩を中心とした閉鎖文化から育成関係は内部で現場任せというのが現実だと思います。


しかし、技術コンサルタントとして多くの企業と話をし、
また指導やサポートを行ってきた実経験から言うと、
専門性の高い技術の仕事がきちんと機能するにはそれを具現化する技術者のスキル、
並びにそれをきちんと管理できるマネジメント力が必須です。


そのため技術コンサルティングの最前線でも技術者育成の要素は大きなウェイトを占める、
というのが現実なのです。


経済的にも地理的にも、そして地学的にも様々な不確定要素や困難が待ち構えるといわれている日本。


この苦難の時代を乗り越える一つのアプローチとして技術の専門家を排出する、
ということに対して貢献できるよう精進していきたいと思います。


                                   2018年5月1日
                                   FRP Consultant 株式会社
                                   代表取締役社長
                                   吉田 州一郎
 

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