若手技術者が時間感覚をみにつけていない Vol.096
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技術者を指導する方へおくる
「若手技術者人材育成の悩み解決メールマガジン」Vol.096 2019/9/30
(隔週月曜日発行)
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<目次> ━━━━━━━━━━━━━━━━
・今週の「製造業の若手技術者育成ワンポイントアドバイス」
・お知らせ
・編集後記
<今週の「製造業若手技術者育成ワンポイントアドバイス」> ━━━━━━━━━━━━━━━━
– 若手技術者が時間感覚をみにつけていない
という悩みについて考えてみます。
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今日のワンポイントは、
「若手技術者が時間感覚をみにつけていない」
という時には、
「会議、打ち合わせ、ミーティングの議題とそれぞれの時間を明確化させる」
ということを心がけてください。
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技術者によくみられる性格として、
全体の時間軸を見失うというものがあります。
目の前の仕事に夢中になり、
その仕事のアウトプットに対する時間軸の情報が抜けてしまうのです。
このような時間感覚は経験を積み重ねることで改善されていきますが、
特に早い段階で時間感覚をみにつけさせる優れた題材として挙げられるのが、
会議、打ち合わせ、ミーティング
の取り組み方です。
色々な企業の状況を見ていますが、
実は会議や打ち合わせの進め方に難点があることが非常に多いです。
その典型例が、
「議題の事前共有と時間配分に関する情報共有がなされていない」
ということです。
議題は、
「何人かの人間が集まって何を話すのか」
ということを明確化させるものであり、言ってしまえば
「会議、打ち合わせ、ミーティングの目的を明確化させるもの」
と同等といえます。
そして何より、
「それぞれの議題に対し、どのくらいの時間をかけて良いのか」
ということを意識することは、
時間感覚をみにつけさせるために極めて重要な内容といえます。
時間感覚という緊張感をもって議題に対して一つひとつ取り組むことは、
結果的に時間感覚をみにつけさせるための最短の方法となります。
そしてこのタイムキーパーを若手技術者にやらせることでさらにその感覚が研ぎ澄まされていくでしょう。
それぞれの議題の時間をオーバーした際、
時間が過ぎた旨を出席者に周知し、
その議題をきちんとクローズさせる。
そして、時間が押した場合、どのようにしてその場をコントロールしていくのか。
上記のような経験を若いうちに積み重ねることが、
その後の飛躍に直結することとなります。
日々の時間を使う業務だからこそ、
是非時間を強く意識した話をするよう心掛けてください。
<お知らせ> ━━━━━━━━━━━━━━━━
・新規書籍出版のお知らせ
これからの技術者に求められる普遍的スキルとその鍛錬方法 - 技術者育成に取り組む方に –
という題目の書籍を新規出版しました。
詳細は以下のURLからご覧いただけます。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07XLGQTPB/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_taft_p1_i0
4年以上に渡る技術者育成事業において培った経験を踏まえ、
技術者の普遍的スキルといういつの時代にあっても必要不可欠なスキルという形でまとめ、
その鍛錬方法について述べています。
技術者の採用や育成に関わる方にとってご参考にしていただくのはもちろん、
ご自身が技術者という方が自らのスキルアップを目指す際のご参考にしていただければと思います。
・栃木県庁主催の「若ものづくるネットワークセミナー」に登壇します
栃木県庁からセミナーの登壇依頼をいただきました。
本年は計4回のセミナーとなります。
技術者としての普遍的スキルの向上とその実践、
並びに最終的なアウトプットして新製品の提案を対外的に実施するところまで行います。
是非ご参加ください。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/f02/r1wakamonodukuri.html
・公式 Twitter 開設しました
技術者育成に関するトピックスを発信するアカウントを開設しました。
<編集後記> ━━━━━━━━━━━━━━━━
いよいよ明日から消費税が増税されますね。
前回の5から8の時と比べると、混乱の一方で軽減税率の徹底などもあり、
思ったよりも静かな印象です。
我が家は特に大きな買い物は無いのですが、
一つ10月1日から変わるものがあります。
それは、カーシェアリングの料金です。
我が家では車は必要な時に使えればいいという考えのもと、
カーシェアリングを使ってきたのですが、
税率だけでなく料金プランも大幅に見直されてしまいました。
ものにより料金が事実上2倍になっています。
うーん、これだとレンタカーとあまり変わらなくなるな、
などと思いつつ、頻度を考えれば持つよりも安価かつ手間が無いため、
今後も適宜使えればいいと思っています。
今後も国産のものや正規のルートで販売された製品を買う等、
価格だけでは話が整理できないものも増えてくるでしょう。
最後は納得できるか否かという顧客の考えと、
その価格を提示できる価値があるかという販売側の考えの隔たりを無くしていくことが重要だと思います。
・ 著書情報━━━━━━━━━━━━━━━━
”技術報告書”書き方の鉄則 独り立ちを目指す技術者の盲点 Kindle版
https://goo.gl/ARozMd
これからの技術者に求められる普遍的スキルとその鍛錬方法 - 技術者育成に取り組む方に –
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技術者が自信を取り戻すための7つの思考法 仕事に行き詰まりを感じた技術者必読 Kindle版
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