若手技術者を一人で出張に行かせるときに必要なこと

口頭ではなく筆記で確認

 

出張を若手技術者に任せるとき、口頭で指示していませんか。

 

是非、 筆記 を活用することをお勧めします。

 


若手技術者に出張を一人で行ってもらい、様々な情報を収集し、場合によっては柔軟に現場で対応させる事は、若手技術者の「自主性」を育むためにとても重要なことです。


加えて、仕事を早い段階で任せられることは、
技術者指導者層の方々にとっても業務分担が進むこととなり、
時間の捻出がやりやすくなるというメリットがあります。

 

しかしながらいざ仕事を任せたものの、技術者指導者層の方々の多くは、


– 欲しい情報が全く得られない


– 間違った指示をしてしまう


– 問題が助長されてしまう


といった不安にかられてしまうのが一般的です。

 

経験の浅い若手技術者に任せる以上、上記のような不安が現実になってしまう可能性はゼロではありませんが、限りなくゼロに近づける方法はあります。

 

それは、

 

「活字という筆記を活用して若手技術者の理解を確認する」

 

です。

 


言葉というコミュニケーションは極めてスピーディーかつ有効な手法ですが、
誤解が生じやすいという落とし穴があります。


この落とし穴の最も大きな原因は、指示を出す側の話を指示をきく側がそのまま繰り返す、「オウム返し」の返答によって、指示したほうは相手は「100%理解した」と誤解してしまうためです。

 

これを防ぐために「筆記」というのは極めて重要です。


言葉と異なり、活字はごまかしがききません。

 

きちんと頭の中が整理できていないと書けないのです。

 

つまり、若手技術者が自分の手で技術者指導者層の方々が満足する答えを「活字」で出してこない限り、どこかで理解不十分なところがある、誤解が生じているといった可能性があるのです。

 

具体的には、


1.出張の大目的

2.出張で得てきたい情報、決めてきたいことの項目

3.上記2を実現するために必要な具体的な現地でのアクション


という3点を、


「若手技術者に書いてもらう」


ということを出張前日までに一度行ってください。

 

そして、いきなり答えを言い渡すのではなく、徹底的に考えさせてください。


この思考を育成する効果的なやり方のとしては、目の前で書いてもらい、ストップウォッチで時間を決めて、時間内に書きなさい、という指示を出すことが一例として挙げられます。


時間が限られている中で、どうやって答えを出すかというプレッシャーをかけることで、本人の思考能力限界近くで考えさせるということを習慣にさせるのです。

 


ここで、答えが出せないことについては、ある程度叱ることも重要です。

 

叱る場合はポイントをしぼって短時間で、何が問題なのかを伝え、わからないことが出張においては問題であるという事を徹底的に叩き込むのです。ダラダラと説教のようにするのは相手の記憶に残りにくくなるので避けてください。

 


この様な活字を通しての指示によって、若手技術者の思考が技術者指導者層と同じレベルに早い段階で達し、出張を任せられるようになるに違いありません。

 

是非、職場で実践してみてください。

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