ものづくり企業で最も大切な技術者の 職種 とは

技術者理想像

 

ものづくり企業において、最も大切な 職種 の技術者とは何か、ときかれて即答できますでしょうか。

 

 

 

この目指すべき理想像の 職種 というのは、間違いなく、

 

「設計者」

 


と答えるべきだと思います。

 

 


では、もう一つの質問として設計者として必要なスキルとは何かと言われたら何と答えるでしょうか。

 


CATIAやCADなどのソフトが使えることですか?

 


図面の解釈がわかることですか?

 


図面が書けることですか?

 

 

 

どれも設計者として持っているに越したことはありませんが、必須のスキルではないと考えます。

 

 

設計者としての必須のスキルというのは、

 

図面、材料、単体試験、解析、製造、検査といった全行程の概要を理解し、俯瞰して全体を見渡すことができる

 

ことであると技術者育成研究所は考えます。

 


設計者というと、どうしても図面を書くということをイメージする方が多いのですが、
役割分担が進んでいる欧米の企業などでは、設計者が図面を書くことはまずありません。


図面を実際に書くのは、「ドラフター」というオペレーターです。

 

設計者はできた図面の内容を十二分に理解しているスキルを有しているというのは前提ですが、自ら手を動かして図面を毎回書く必要はありません。


それよりも、いかにして視点を高くして全体をみられるかのほうが重要です。

 

なぜかというと、何か問題が起こった時にその原因が何で、
その原因に対してどのように対策すべきかというのは、
全体を見渡せる技術者しか判断できないからです。

 


可能な限り早い段階で若手技術者を設計者として育成することを目指してください。

 

 

 


では、どうしたら設計者を育成できるのかと言いますと、実はとても単純です。

 


ある一つの製品、もしくは類似した製品で、

 

企画段階から最終製品として出荷するまでの全工程を一人でやる

 

ということです。

 

ジョブローテーションで回すというのではありません。

統一されたある一つの製品を題材にできる限り広い範囲について経験を積むことが重要です。

 

 

すべての工程を極める必要はありません。


実際に手を動かすところは手を動かしながら、場合によってはその道の専門家に仕事をお願いしながら、仕事の内容を理解していくというアプローチで十分です。

 

このような広範囲での仕事概要を理解できた上で、各人の強みである業務内容を高める(極める)という育成形態が設計者を育成する最短距離となります。

 


ある一つの製品、もしくは類似した製品で、企画段階から最終製品として出荷するまでの全工程を一人でやる

 

という機会を是非若手技術者に与えてあげてください。

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